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――――◆晴天かわら版 vol.80――――――――8/20/2004
MBC晴天街事務局
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【目次】
（１）晴天事務局からのお知らせ
（２）プレゼント情報
（３）お得先取り情報
（４）新着ショップ便り
（５） 晴天街今週の対決Part3「焼酎の肴」・・・の巻
（６）今週のトクトク情報
（７）編者のぼやき
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★★(1)晴天街事務局からのお知らせ★★
「残暑お見舞い申し上げます。」
いま晴天街では、残暑見舞い特集を掲載中です。
是非一度お立ち寄りください。
ところで、恒例の「宝さがしクイズ」もいよいよ26回目、
皆さん、応募はお済ですか？
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晴天街トップページ タイトル上の「お買い得商品情報」
掲載の四つのショップにそれぞれ一文字づつキーワードが
隠されています。そのキーワードを４つ見つけて、
並べ替えて下さい。
次回、メルマガ発行は９月 ３日（金）です。
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（２） 【プレゼント情報】
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(４)新着ショップ便り
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（５）【晴天街今週の対決シリーズ Part3】
〜対決シリーズ 焼酎の肴編〜
夏バテ対策には、焼酎を飲んで十分な睡眠を
確保したいものです。
そして、この本格焼酎に合うのは、やはり薩摩の郷土料理！
今回は、焼酎に合う薩摩料理についてです。
■さつまあげ
鹿児島では、「つけあげ」と呼ばれています。
とれたての魚（イワシ、タラ、トビウオなど鹿児島近海でとれた
新鮮な魚）などの白身魚の練り肉に、ニラや卵、みりんで
味つけ、食べる直前に菜種油で揚げたさつまあげは、
菜種油の香ばしい匂いが食欲をそそり、あつあつで、
程よい甘さと弾力ある歯応え、口の中にほんのり甘味が
残るのが特徴。
焼酎のほのかな甘味を残す味わいと相性のいい一品です。
最近は、ゴーヤやレンコンが入ったものなど、
いろいろな種類があります。
さつまあげをわさび醤油で食べると、焼酎も食も進みます。
低カロリー、低脂肪、カルシウムたっぷりのヘルシーフーズは、
焼酎を飲むとあまり食べないという方にもおすすめです。
さつまあげは、島津斉彬（28代藩主)が開発した説と
琉球から伝わった説があります。
人気が高い『月揚庵』
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職人のこだわり『鹿屋大隅地域おこし公社』
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昔ながらの味『椎木水産』
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■きびなご料理
鹿児島特産「きびなご」は魚介類の豊富な東シナ海で捕れ、
体調10cmにみたない小指ほどのウルメイワシ科の小魚で
上品な白身と銀色に輝く魚体が特徴です。
刺身にして酢味噌で頂くのが主ですが、天ぷらや煮物、
酢の物にしても美味しい食材です。
銀色に輝く美しい姿は、食通の目を楽しませてくれます。
また、きびなごは成人病を予防する成分を、いわしの３倍も多く
含んでいます。ちなみに、きびなご(黍魚子)の語源は、
奄美大島の「きび」と呼ばれる「帯」のことを表している
という説があるらしいです。
昔ながらの味『椎木水産』
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■黒豚料理
焼酎王国・鹿児島は、沖縄県と並んで豚肉料理が多いことで
有名です。豚骨やしゃぶしゃぶ、とんかつ、角煮などが
代表格です。
口の中で、とろりとやわらかい、コクのある脂肪がとても
おいしい舌触りが何とも言えない黒豚は、焼酎と絶妙な
相性を生み出します。
(鹿児島黒豚)
黒豚は島津家久(18代藩主)によって、中国から伝わりました。
鹿児島黒豚の名が全国に知られだしたのは、幕末の水戸藩主
徳川斉昭公をして「いかにも珍味、滋味(あじわい)あり
コクあり、なによりも精がつく」と感嘆させたことです。
西郷隆盛もこよなく愛した(特に、豚骨が好物)と
言われています。
鹿児島黒豚は、奄美沖縄で飼われていた島豚(アグー)と、
イギリス・バークシャー種の交配から産まれました。
鹿児島黒豚の特徴として、豚肉独自の臭みが無く、繊維が細かい
ために食感が良いなど、他の豚よりも優れた肉質を持っていま
す。その鹿児島黒豚にさつまいもを飼料として与えることで、
おいしくなったこともさることながら、さつまいもの良いところ
が吸収され健康的な食品になりました。
(鹿児島黒豚の歴史)
鹿児島黒豚の父といわれる園田兵助さん。
いま豚肉の世界で最高位に立つ鹿児島黒豚は、兵助さんなしには
語れません。兵助さんは鹿畭藩(かごはん。当時の枕崎の藩)に
生まれ、枕崎で獣医を開業しました。しかし、当時の枕崎は、
耕作地は少ない上に毎年台風の被害に遭い、農民も漁民も
苦しい生活を強いられていました。
そして、台風に強いサツマイモ栽培と、手に入りやすい
魚のあらを組み合わせた養豚を考えついたのです。
品種にもこだわり、地豚といわれた在来の黒豚ではなく、
導入されたばかりの肉質と発育のよいバークシャー種に注目し、
豚を飼うよう各家を説得する一方、品種改良や販路拡張のため、
まだ珍しかった養豚組合設立に奔走しました。
そして、兵助さんが種をまいた枕崎は県内一の黒豚生産基地に
育ったのです。
ここから東京の芝浦に貨車で運ばれた黒豚が評判を呼び、
鹿畭豚と呼ばれ、戦後1回目の全盛期の基礎を築いたのです。
昭和30年代から40年代にかけては『鹿畭豚』として全国的に
その名を知られ、もてはやされた鹿児島の黒豚。
ところが、肥育に時間がかかり、産子数の少ない黒豚は
経済効率が悪いため、高度経済成長時代に絶滅の危機に
おちいりました。この時当時の鹿児島県知事であった
金丸三郎さんは、「鹿児島黒豚の絶滅は日本にとって
大きな損失」と黒豚を残す決断をしました。
今では、歴史的英断といわれますが、時代の流れに逆行する
判断は、県内外に波紋を広げ、県内では畜産技術者や農協、
農家まで巻き込み『白豚か黒豚か？』の論議を
巻き起こしました。
しかし圧倒的な白豚派に対して、黒豚派は孤立無援の
状態だったにも関わらず、それでも変わらぬ根強い人気と、
黒豚を愛する鹿児島県人の努力と情熱で「かごしま黒豚」として
よみがえったのです。
(鹿児島黒豚の研究)
黒豚の先進地である鹿児島では、黒豚の研究において
世界でも他に類を見ないスケールと内容を誇り、
そのおいしさの背景には常にその研究に対する鹿児島県人の
情熱があるというわけです。
今では、産子数も多くなり、量から質へと転換した
豚肉の需要に対応するためにも、常においしい
「かごしま黒豚」を生みだす努力をさらに続けています。
農場直営『黒豚農場直売店 あすく』
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そばつゆ仕立て黒豚しゃぶ『遊食菜彩いちにいさん』
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歴史ある『中園久太郎商店』
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黒豚みそ煮『文旦堂』
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それでは、是非鹿児島の本格焼酎に合う肴を堪能してください。
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(６) 今週のトクトク情報！
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●━━━(７)編者のぼやき━━━●
今回もテナントさんネタでいってみます。
鹿児島ブランドが、なかなか定着しないという話は
以前このコーナーでもとりあげたと思います。
再度、某テナントさんに行った時のお話です。
高度経済成長の頃はとにかく需要に生産が
追いつかないくらいだったとか。（どの業種も一緒なんですが）
その頃は、自社製品が方々でいろいろと名前を変えて
出回っていたとか。
つまり、供給するだけで売る必要は無く
「売る」ことへの苦労は何もないという情況だったとか。
そのために生産コストの安い中国で生産したりして
コストを削減していたのだとか。（これもよくある話です）
しかし、品物が売れた頃はそれで良かったが
需要が伸びなくなると、外注もままならず
結果、今まで中国にだしていた値段で
受注せざるをえなくなった。
中国もノーハウを持っているわけですから、
当然、市場に参入するわけです。
そうなると価格競争が起こってくる。
その結果、業界はますます沈滞化する。
最後に必要となってくるのは「差別化」「区別化」
それに販売ノウハウなんです。
鹿児島の人は販売ノウハウの蓄積がないですからね。
「商売べた」と言われる所以でもあるでしょうね。
あらゆる鹿児島の産業の縮図がここにある
と見ましたが、皆さんはいかがですか？
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